第3回指導者養成テニス教室 終了報告 

 日時  2021年11月23日(火祝)    午前の部  9:30~ 11:45
               午後の部 13:00~15:00
 会場  荻野運動公園テニスコート 4面
 参加者  午前の部 42名(うち公認指導員19名)
 午後の部 39名(うち公認指導員18名)
 講師  宮地一道プロ (ダンロップスポーツマーケティング)
 講習内容  
「コーチングの極意」をテーマに以下のメニューを行った。
1.ストレッチ・準備運動
①立った姿勢から前傾による重心移動後のショートダッシュ
②1回転ジャンプ後のショートダッシュ
 ★ポイント 重心移動がフットワークの最初のきっかけとなることを体感する。
2.ターゲットミニラリー
①ネットから1m程度のところにターゲットを置いたミニラリー
②ターゲットに当たったら、ネットからターゲットまでの距離を徐々に伸ばしていく。
 ★ポイント 距離感とラケットの良い(スイートスポット)に当てることを意識する。
3.タイミングをコントロールするミニラリー
 ①ミニラりーにおいて3つのタイミングを宣言して(口に出して)意識的に打ち分ける。
  ⅰ:ライジング ⅱ:トップ ⅲ:下がり気味
 ②①において相手が打つタイミングを宣言し、宣言された相手はそのタイミングで打ち分ける。
 ★ポイント 自分、相手ともに口に出していうことで『判断』し、『足を動かす』に繋がる環境とする。
       ミニラリーという『ゆっくり、やさしいボール』によって考える時間、ゆとりを確保する。
4.手による球出し練習
 ①球出し2球のストローク練習 ※手元のボールを見させてから、球出しを動作開始する。
 ★ポイント テニスはボールを打ち返すスポーツであり、相手、ボールを見させることが重要
 ★ポイント コントロールするためには『的』に向かって重心を移動することが重要。ボールを打った後に、
       もう一歩踏み込みの動作をすることで体感できる
 ★ポイント インパクト直前のボールとの距離感維持には、足の細かい踏みかえが重要
       (練習時には"チャチャチャ"と足を動かすイメージ)
6.ストレートラリー
 ★ポイント 打つ人は絶対ネットしないこと。打たれる人、コートのどの位置に立つかを考える。
7.ベースライン上など前でしか打てないポジションでラリー
 ★ポイント 前でとらないといけない環境にすることで早く判断して、早く備えることを身に付けさせる。
       チャチャチャの踏みかえでポジション維持をすること。
8.スライス対スピンでのラリー
9.サービス
 ★ポイント サービスは12m高く飛ばして、1mの壁を越えて、6mに納めなければならないショットである
       回転動作を加えてボールを落とすことが必要になる。
 ★ポイント ボールはラケット面の向きに飛ぶ、振ってる方向に回転することを理解する。
       身体の位置、グリップ、トスの位置関係を理解する。
       ※厚いグリップのときはトスは前方に上げる必要がある 等
10.コーチの球出しからのシングル練習
 ①センタへ球出し後、シングルス練習
 ②受講者はシングルコート再度ライン上に立ち、
  球出しは逆サイドに出し、一球目はクロス縛りとする
  ※①に横の変化を取り入れた練習
 ★ポイント 変化に対して、横は反応しやすいが縦は効果が高いことを意識する。
       ポジションを下げると自分の時間を作れるが、相手にも時間ができることを理解する。
11.ダブルス練習
 ・2ボレー、2ストロークで90秒間。ボレー側が6点取っていたら勝ち
 ・ボレーを決めると1点、ボレー前にボールを落とすと-1点、
  ロブ等抜かれて2バウンドで-2点、初球ボレーのミスは蓄積点をすべて失う
 ★ポイント ボレーでいかにポイントを取るかの練習
       ボレーでは落とさない、抜かれない、初球はなんとしても返す
       2ボレー側はポジショニングを考える必要が出てくる
12.ゲーム形式
 ★ポイント どう悪巧みするか、どう発想するかが重要

凡例:★ポイントは各練習において意識あるいは理解すべきポイント
 会場の様子
(クリックすると写真が大きくなります)