テニスルール(基本編)

厚木市テニス協会
2005.3.30改訂

  目次
エンド及びサービスの選択
エンドチェンジと休憩時間
フットフォールト
ゲーム・スコア
デュースになったら
タイブレーク・セット、8ゲームプロセット
タイブレーク・ゲーム
6ゲーム(8ゲーム)先取ゲーム
ショートセット方式
「厚木市ローカル・ルール」

 


エンド及びサービスの選択

第1ゲームのエンドの選択およびサーバーになるかまたはレシーバーになるかの権利は、
ウォームアップを始める前に「トス」で決める。「トス」に勝ったプレーヤーは次のいずれかを
自分で選ぶか、または相手方に選ばせることができる。
(a) サーバーかレシーバーになる権利。この場合、相手方のプレーヤーはエンドを選ぶ。
(b) いずれかのエンドを取る。この場合、相手方のプレーヤーはサーバーかレシーバーになる
権利を選ぶ。

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エンドチェンジと休憩時間

プレーヤーは各セットの第1、第3ゲームおよびその後の1つおきのゲームの終わりに、そしてまた、
各セットの終わりにエンドを交代する。ただし、そのセットのゲーム数の合計が偶数である場合は、
次のセットの第1ゲームの終わりまでエンドの交代は行わない。

もしまちがって正しい順序に従わなかった場合、プレーヤーは発見されしだい、正しい位置に戻り、
本来の順序に従わなければならない。

第1ゲームの終了とタイブレーク中は休憩なし。その他のエンド交代時はゲームの終わりで、ボールが
アウトオブプレーになった瞬間から、次のゲームの第1ポイントのボールを打つまでの時間は、1分30秒を
超過してはならない。厚木市ではローカルルールでこの時間を1分としています。

セット終了後はセットブレークと呼び最長120秒間の休憩を取ることができる。(120秒以内に次のセットを
開始しなければならない)

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フットフォールト

 サーバーは、サービスを行う全期間を通じ、
(1) 歩行または走行によってその位置を変えてはならなない。サーバーは、多少足を動かしても、
最初にとった位置を実質的に変えていないときは、そのことで「歩行または走行によってその位置を
変えた」とはみなさない。
(2) いずれの足も、ベースラインの後方で、サイドラインの仮想延長線外側の地面を踏んではいけない。
またセンターマークの仮想延長線を踏んでもいけない。

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ゲーム・スコア

 スコア・アナウンスはサーバーのポイントからアナウンスします。
同じポイントのときは「オール」と呼びます(サーティ・オールなど)。
3ポイントオールのときは「デュース」と呼びます。
第4のポイントを取ったとき「ゲーム」と呼ばれます。
1ゲーム中のスコア
ポイント 呼称
ラブ
15 フィフティーン
30 サーティ
40 フォーティ
  ゲーム

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デュースになったら

通常のゲーム方式では、デュースになったら2ポイント以上の差がつくまでゲームを続けます。
ノーアドバンテージ・スコアリング方式では、デュースになった時点でレシーバーがサービスを右コートで受けるか左コートで受けるか選択(5秒以内)し、その1ポイントをとった方がそのゲームを取得します。ダブルスではレシーバーはサイドを変えられません。
通常のゲーム方式 ノーアドバンテージ・スコアリング方式
(ノーアド)
A−B   A−B  
ポイント 呼称 ポイント 呼称
3(40)−3(40) デュース 3(40)−3(40) デュース
4( A)−3(40) アドバンテージA 4(G)−3   ゲームA
4(40)−4(40) デュース    
5( A)−4(40) アドバンテージA    
6(G)−4   ゲームA    

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タイブレーク・セット、8ゲームプロセット

6ゲーム・マッチゲームを「タイブレーク・セット」、8ゲーム・マッチゲームを「8ゲームプロセット」と呼称します。
2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム(8ゲームプロセットでは8ゲーム)を先にとった方がそのセットの勝者と
なります。
6−6(8ゲームプロセットでは8−8)となったら、次のゲームはタイブレーク方式でゲームの勝者を決定する
ゲーム方式。
タイブレークは2ポイント以上の差をつけて、7ポイントを先取した側が、そのゲームセットの勝者となります。
ポイントは敗者側の取得ポイントを括弧書きで記入します。
タイブレークと指定されていない場合は2ゲームの差がつくまで続行するアドバンテージ・セット方式のゲーム
もあります。
タイブレーク・セット   8ゲームプロセット
6−6 A−B(ゲームスコア) 8−8
7−6(4) タイブレーク結果 9−8(7)

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タイブレーク・ゲーム

タイブレーク・ゲームはタイブレークに入る直前と同じコートで開始(エンドチェンジをしない)します。
最初のサーバーは、そのセットで最初にサービスをしたプレーヤーが右コートから行います。
最初のサーバーは1ポイントのみサービスし、次は相手側が連続して2ポイントサービスします。
その際、サービスするコートは通常のゲームとは逆に左、右の順に行います。
以後2ポイントずつ交互にサービスを行い、6ポイントごとにエンドチェンジをします。
2ポイント以上の差をつけて、7ポイントを先取したほうが勝ちとなります。2ポイント以上差がつかない場合は
差がつくまで続けます。
タイブレイク・ゲームでのスコア・アナウンスは「ワン ゼロ、ツー ゼロ」のようにポイント取得数をコールします。
タイブレーク・ゲームの記録は、7−6(3))などのように( )内にタイブレーク・ゲームのスコアの少ない方の
数字(この例では、タイブレークが7−3で終わった場合)を書きます。

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6ゲーム(8ゲーム)先取ゲーム

決められたセットのゲーム数(6ゲーム、又は8ゲーム)を先に取得した側が勝者となります。
6ゲーム先取 8ゲーム先取
6−5 8−7

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ショートセット方式

相手に2ゲーム以上の差をつけて先に4ゲーム取った方がそのセットの勝者となります。
もしスコアが4−4(ゲームオール)になったらタイブレイクを行ないその勝者がそのセットの勝者となります。
その場合のゲームスコアは5−4(3)(タイブレークが7−3で終わった場合)と書きます。
A−B(ゲームスコア) A−B(ゲームスコア) A−B(ゲームスコア)
4−2 5−3 4−4
    5−4(3)

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「厚木市ローカル・ルール」

(1) 電源を切らない移動式通信機器のコート内への持込を禁止します。ウォームアップ中を含む試合
中に、移動式通信機器が作動した場合、一回目は警告二回目以降は失点とします。
(2) オーバールール(ロービングアンパイアのみが可能;以下アンパイア)
 フットフォールトについては、アンパイアがその場へ行きフットフォールトのコール(アンパイアのみ
 可能)をします。(扱いは最新版の「コートの友」によります)
 また、明かなミスジャッジをアンパイアが発見した場合も、オーバールールします。
(3) テニスウエア着用と要項に定められた試合においては、選手はテニスウエアを必ず着用して下さい。
各種目2日目以降改善が見られない場合は、失格とする場合もあります。
着用禁止のもの
 男女共通:ランニングシャツ、ランニングパンツ
 男子   :Y−シャツ
 女子   :ジーンズ、そのカットオフ

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